おさるの実験室

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映画(ドラマ?)の24(twenty four)はどうしてオモロイのか?(1 of 5)

映画(ドラマ?)の24(twenty four)はどうしてオモロイのか? というのは長らく謎というかツラツラ考えてきていたことだった。今回はこれでいこう。

 

と、三幸園で肉野菜炒めを食べながら書こうと思って帰ってきたのだが。それにしても何でこのはてなブログは、毎回ログインし直さなあかんのかね? 「ログインし続ける」という(ニュアンスの)チェックボックスをチェックしているのに、だいたいきっかり24時間でログアウトされてしまっている。どうして? わたしの日頃の行いが悪いの? Safariのせい? マルチユーザ環境で使っていて、ユーザを切り替えるからなの? この謎について掘り下げてみたくなったぐらいだが……心を鬼にして24に戻る。

 

ドラマ『24』のオモロサは、

  • オモロクなければならぬという切迫感
  • オモロサを再現可能にするシステム的な担保

にあるのではないかと愚考する。

 

ところで『24』が登場した頃は、どういう時代だったのだろうか。初回放映日は、Wikipediaによると2001年11月06日。こういうドラマの企画がどれくらいリードタイムが必要なのかよくわからないけれど、仮に企画から放映まで1年かかるとすれば、企画したのは2000年の末。仮に2年かかるとすれば、1999年末、世紀末。

 

1999年や2000年が映画界(ドラマ界)でどういう時代だったか。なんとなくの記憶でしかなくて申し訳ないんだけれど、「スッゲー危機的状況」だった。

 

ざっくりした表で申し訳ないんだが、下を見てほしい。映画の興行収入(ワールドワイド)のトップ30に絞ったとき、各年に何本の映画がトップ30入りしたかを示している。左側の数字が西暦、右側の数字がトップ30に入った映画の本数。

 

1993, 1
1997, 1
1999, 1
2003, 1
2006, 1
2009, 1
2010, 2
2011, 3
2012, 3
2013, 2
2014, 1
2015, 5
2016, 4
2017, 4

 

これを見てわかるのは、2010年以降は複数の映画がトップ30入りしていることが多いが、2009年以前は1本もしくは0本ということ。特に、1990年代と2000年代が酷い。0本の年を数え上げると、

1990年代:90, 91, 92, 94, 95, 96, 97, 98 の8年

2000年代:00, 01, 02, 04, 05, 07, 08の7年

2010年代:今のところ一度もなし

 

2010年代以降、映画のビジネスが上手くなって、興行収益化が上手くなったと言えるかもしれないが、それにしたって1990年〜2005年ぐらいまでは映画界にとって「砂漠」みたいな時期だったことが想像できるではないか。分析対象をトップ30じゃなくて、トップ50とか100にして、グラフィカルに示してみるともっと色々なことがわかっておもしろそうな気もするが、ちょっとこのブログの趣旨と違って真面目になり過ぎるのでやめておく。

 

とにかく言いたいことは、24が登場した2000年前後は、映画界にとってすっごく厳しい時期だった、ということだ。

 

<続く>

 

データ出所

entamedata.web.fc2.com